学習塾の授業料を上げずに売上アップする方法
2023年3月9日 | KAWASEMI Lite
コロナの影響や物価の高騰、さらには子供の数が減少するなど塾経営における環境はますます厳しいものになっています。しかし、そのような厳しい環境下でも着実に売上や利益を伸ばしている学習塾は数多く存在します。今回は私のお客様で実際にKAWASEMI Liteを利用され、売上を伸ばしている例をご紹介します。
もくじ
授業料を上げたいけど実際は難しい
インフレや物価高の影響で、値上げを検討されている学習塾は多いです。しかし、授業料の値上げは入塾のペースが落ちたり、他塾へ移籍するといったことに繋がる原因になります。
単価を上げつつ、授業料を増やすにはどうすればいいのでしょうか。
授業料はアップせず、売上をアップする方法
その方法は「オプション授業を設定すること」です。
すべての子供に同じ授業をしていても、成績には差が生まれます。分からない、解けないという失敗を重ねるたびにその単元へのイメージが悪くなり、不得手な単元が生まれてしまいます。
そこで、苦手意識が生まれる前にしっかりとフォローするのが有効です。
もちろん、ある程度は通常の授業の中でフォローは必要です。しかし、苦手を感じている子供たちだけに低単価設定の講座を設けて定期的にフォローしてあげましょう。子供たちや保護者の満足度は高まり、生徒一人当たりの単価は上がります。
ではどのような講座を設けるのがよいのでしょうか。
オプション授業(講座)の考え方
普段受け持っている生徒の苦手とする単元が明確であったり、これまでに培った経験がある方は悩む必要はないでしょう。ただ、そういったものがない場合は次を参考にしてください。
英俊社の発刊している書籍に近道問題シリーズという苦手な分野を短期間で学習するための問題集があります。このシリーズで売上を見ると、上位にくるのは長文基礎(英語)、長文実践(英語)、古典、関数とグラフ、理科計算です。
このことは、子供たちがこれらの単元に強い苦手意識をもっているものの、何とか克服したいと思っていることの現れです。
したがって、これらをオプション講座として設置すれば喜んでもらえる可能性が高いでしょう。単元別に細分化すれば更に受講しやすく効果が出やすくなるでしょう。
例えば、理科計算の場合には下記のように単元を作ります。
- 「直列回路の計算」
- 「並列回路の計算」
- 「酸化・還元の計算」
子どもが苦手な単元を検討してくれるでしょう。
また、空き時間が限られる場合には動画解説とのセットでのオプションなども検討されるとよいでしょう。
このときもう1つ考えなければならないのが教材です。
講座を設置したいけれど、
「新たな教材を購入すると価格が…」
「様々なテキストのコピーで教材をつくるのは著作権の問題が…」
「教材作成が手間で…」
などの理由で見送っていた方も多いかとは思います。
しかし、KAWASEMI Liteを利用すれば、プリントや教材が簡単につくれます。授業料を上げずに売上アップを達成している塾は、KAWASEMI Liteをうまく活用しておられます。
いかに簡単に教材をつくれるか、ご体感ください。下記から30日間の無料体験にお申込みいただけます。
ここからは、プリント作成(教材作成)のポイントについてお話ができればと思います。
プリント作成のポイント
私は学習塾に10年勤務しており、教材作成の責任者もしていました。そのとき意識していた作成のポイントをお伝えします。
※もちろん、さまざまな考え方がありますので、あくまで一例としてご参考ください。
1 基本的な解き方を導くための問題(基本例題)
2 自ら解けることの自信につなげる問題(基本問題)
3 定着のための問題(練習問題)
4 思考・理解を深めるチャレンジ問題(発展問題)
今回はすでに学習を終えている単元で、苦手とする単元がある場合を想定しています。生徒の層もさまざまですから、状況に応じて取捨選択してください。
1.基本的な解き方を導くための問題(基本例題)
ここは完全に忘れている生徒に丁寧に説明するための題材となる問題を選びます。問題数としては1~2題で十分です。できるだけ基本的な内容を中心に、説明をしやすい流れの順で設問が組み立てられているものが最適です。
現状より一歩進めたことを実感させることが最大の目的ですから、多くを求めすぎないようにしましょう。
2.自ら解けることの自信につなげる問題(基本問題)
ここでは基本例題の説明を聞いた直後ならほとんど解けるであろう問題を選びます。できるだけ基本例題で選んだ問題と似たような問題をピックアップしましょう。教科や単元にもよりますが20~30分程度でできる分量が最適かと思います。
生徒自身の力で問題が解けることをわかってもらい、自信をつけさせるのが目的です。どのような科目・単元においてもここまでがうまくアプローチできれば、あとはやる気が後押ししてくれます。
3.定着のための問題(練習問題)
ここでは忘れかかった記憶を呼び戻し、定着させるための問題を選びます。どうしても人は忘れる生き物なので、せっかく考え方や解き方が理解できても時間が経てばリセットされます。そうやって何度も同じことを繰り返すのは非効率ですので、3日後、5日後、7日後とそれぞれ思い出させる時間を少し設けることでしっかりと記憶を定着させていきます。
思い出してもらうことが目的なので、あまり量を多くしすぎず1回に1~2題程度(10分以内)で確認ができるものであればよいでしょう。
4.思考・理解を深めるチャレンジ問題(発展問題)
通常であれば練習問題までのアプローチで十分です。無理にここまでアプローチしようとすることで意欲を失う生徒が出る可能性もあるからです。
しかし、意欲のある生徒、要するに自らの意思でさらに難しい問題にチャレンジしたいという意思がある生徒にはここまで準備しておく必要があります。難度の高い問題にチャレンジすることにより、思考を高め、より理解を深めます。
ただ、重要なのは発展問題にも順序があることです。最初からすべての設問が難しくある必要はありません。そのあたりも順序よく段階を踏んであげることが重要です。
KAWASEMI Lite(カワセミライト)なら単元ごとにプリント教材が作れる
一般的な教材は1~4の組み立てで作られているものが多いです。しかし、これらの教材をいちから作成するのは現実的ではありません。そこで威力を発揮するのがカワセミライトです。
カワセミライトは過去10年分以上の入試問題を収録しています。単元ごとや難易度ごとに問題を選定でき、問題を自由に選んでプリント教材をつくることができるシステムです。
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プリンターや印刷代は別にかかりますが、講座数×受講人数の合計で利用料金を割ると、1回あたりの費用はわずか。
また、苦手克服に有効なのは繰り返し練習です。小さな成功体験の積み重ねが自信につながります。しかし、繰り返すためにはそれ相応の問題量が必要になります。
その点カワセミライトは全部で約23万問も収録しているので、さまざまなパターンの問題で十分に練習することが可能です。まずは30日の無料体験をお試しください。
プリント教材作成システム KAWASEMI Liteとは
中学校・高校入試向け過去問題集「赤本」の英俊社が提供する、オンラインのプリント教材作成システム。約23万問以上の入試問題データベースから必要な問題を選ぶだけで、簡単スピーディーにプリント教材を作成できるため、よりきめ細かな学習指導が可能になります。
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