【お役立ち情報~データ編~】〈関西の中学入試〉赤本 出荷数速報(2023年9月末集計)

10月を迎え受験本番に向けていよいよ最終的な志望校の検討に入られる時期になってこられたのではないでしょうか。

高校入試の赤本はまだ刊行できていない学校が残っていますが,中学入試についてはすべての学校の赤本が刊行済みです。そのため、中学入試赤本の出荷数を9月末時点で集計し,昨年度の同時期と比較してみました。

① 中学入試赤本 出荷数前年比

まずは,出荷数の前年比(9月末時点)が105%以上となっている学校のまとめです。

あくまで弊社倉庫からの出荷数ですので,実際に書店で販売された冊数ではありません。したがって,表の「前年比が高い学校」イコール「実際に昨年より売れている学校」,「今年人気の高まっている学校」とは一概にいえませんが,ひとつの参考情報としてご覧いただければと思います。

京都橘中学校,プール学院中学校,常翔学園中学校,立命館守山中学校,関西大倉中学校,京都先端科学大学附属中学校,関西大学中等部,開明中学校,六甲学院中学校,金蘭千里中学校,奈良学園登美ヶ丘中学校,育英西中学校の赤本出荷数の前年比

② 中学入試赤本 出荷率比較

次に,「出荷数」ではなく「出荷率」という観点で前年と比較してみました。

9月末時点で出荷率が昨年より高いということは,昨年と比較してより早い時期から売れている学校ということです。昨年よりも入試本番で人気となる可能性があるのではないでしょうか。

常翔啓光学園中学校,同志社国際中学校,甲陽学院中学校,関西創価中学校,京都橘中学校,常翔学園中学校,大阪府立富田林中学校,神戸海星女子学院中学校,大谷中学校(大阪),京都府立洛北高校附属中学校,甲南中学校,賢明女子学院中学校,育英西中学校,六甲学院中学校,京都先端科学大学附属中学校,開明中学校,洛南高校附属中学校の出荷率の前年比較

<表の見方>

① 出荷率=(出荷数÷制作部数)×100です。すなわち制作部数を100としたときに,現時点でどれだけの冊数がすでに出荷済みであるかを示した数字になります。

② 前年比は,2023年9月末時点の出荷率と2022年9月末時点の出荷率との差を示しています。

③ 上表は,出荷率の増加が5%以上の学校をリストアップしたものです。

③ 中学入試赤本 出荷率90%以上の学校

最後に,出荷率の前年比ではなく,今年の出荷率がすでに90%を超えている学校を見てみましょう。

なぜか甲陽学院中学校を除いて大阪の学校が上位独占という結果になりました。

なぜ大阪の学校の独占状態になってしまったのか,理由は定かではありません。90%以下の学校も僅差で続いていますので,1か月後,2か月後にもう一度集計してみると順位の変動はありうると思われます。

しかし、表に掲載している学校は早い段階で品切れになる可能性があります。志望校に入っているのであれば,できるだけお早目にご購入いただくのが安全かと思います。

出荷率がすでに90%を超えている中学校(大阪府立富田林中学校,大谷中学校(大阪),上宮学園中学校,大阪女学院中学校,プール学院中学校,桃山学院中学校,開明中学校,浪速中学校,追手門学院中・同大手前中学校,清教学園中学校,高槻中学校,関西大学第一中学校,明星中学校,四天王寺中学校,甲陽学院中学校)

④ 最後に

以上,9月末時点での中学入試赤本出荷数を速報としてお伝えいたしました。

弊社でこのような観点で分析するのは初の試みとなります。入試が実施された後に再度検証してみたいと思います。

今後も指導者の先生方の参考となる情報を発信してまいりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

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