【お役立ち情報~データ編~】〈関西の中学入試〉過去5年間の受験者数・倍率の推移(2023~2019年)

関西の中学入試について,過去5年間(2023~2019年)の受験者数・倍率の推移を以下の4グループに分けてまとめてみました。あくまで英俊社独自の基準で区分していますので、その区分にはいろいろなご意見があると思いますが今回は数値の推移を提示するのが主たる目的ですのでどうぞご容赦ください。

① 最難関中学校

最難関中学校としては、洛星中,洛南高附中,大阪星光学院中,灘中,甲陽学院中,東大寺学園中,西大和学園中の7つの中学をカテゴライズしました。

洛星中,洛南高附中,大阪星光学院中,灘中,甲陽学院中,東大寺学園中,西大和学園中の2019年から2023年の受験者数と倍率の推移

7校合計の数字を見ると,

●受験者数 

 2019年 5,557人 → 2023年 5,467人

●倍  率 

 2019年 2.39 → 2023年 2.37

学校や年によるばらつきはありますが,全体としてみるとさすが関西私立中学校の頂点を極める7校ですので,安定した人気をキープしているといえます。

② 関関同立系中学校

関関同立系中学校としては、関西大学中,関西大学第一中,関西大学北陽中,関西学院中,啓明学院中,同志社中,同志社香里中,同志社女子中,同志社国際中,立命館中,立命館宇治中,立命館守山中の12の中学をカテゴライズしました。

関西大学中,関西大学第一中,関西大学北陽中,関西学院中,啓明学院中,同志社中,同志社香里中,同志社女子中,同志社国際中,立命館中,立命館宇治中,立命館守山中の2019年から2023年の受験者数と倍率の推移

12校合計の数字を見ると,

●受験者数 

 2019年 6,837人 → 2023年 7,449人

●倍  率 

 2019年 2.06 → 2023年 2.36

人気は上昇傾向にあります。直近の2023年においても前年よりも受験者数は増加しており,来年度入試でもこのまま高い人気をキープし続けるのか注目されます。

③ 国立大学附属中学校

国立大学附属中学校としては、京都教育大学附属桃山中,大阪教育大学附属池田中・天王寺中・平野中,神戸大学附属中等教育学校,奈良教育大学附属中,奈良女子大学附属中等教育学校の7つの中学をカテゴライズしました。

の12の中学をカテゴライズしました。

京都教育大学附属桃山中,大阪教育大学附属池田中・天王寺中・平野中,神戸大学附属中等教育学校,奈良教育大学附属中,奈良女子大学附属中等教育学校の2019年から2023年の受験者数と倍率の推移

7校合計の数字を見ると,

●受験者数 

 2019年 2,613人 → 2023年 2,259人

●倍  率 

 2019年 3.81 → 2023年 3.42

受験者数は減少傾向にあります。ただし,倍率そのものは3.5倍前後となっており,最難関中学校,関関同立系と較べても非常に高い倍率であることに変わりはありません。

④ 公立中高一貫校

公立中高一貫校としては、京都市立西京高校附属中,京都府立洛北高校附属中,大阪府立咲くやこの花中,大阪府立水都国際中,大阪府立富田林中,滋賀県立河瀬中,滋賀県立水口東中,滋賀県立守山中,和歌山県立向陽中,和歌山県立古佐田丘中,和歌山県立田辺中,和歌山県立桐蔭中,和歌山県立日高高校附属中13の中学をカテゴライズしました。

京都市立西京高校附属中,京都府立洛北高校附属中,大阪府立咲くやこの花中,大阪府立水都国際中,大阪府立富田林中,滋賀県立河瀬中,滋賀県立水口東中,滋賀県立守山中,和歌山県立向陽中,和歌山県立古佐田丘中,和歌山県立田辺中,和歌山県立桐蔭中,和歌山県立日高高校附属中の2019年から2023年の受験者数と倍率の推移

13校合計の数字を見ると,

●受験者数 

 2019年 3,649人 → 2023年 3,072人

●倍  率 

 2019年 3.51 → 2023年 2.95

受験者数は減少傾向にあります。ただし,国立大学附属中学校と同様に倍率そのものは3倍前後,学校によっては4倍~5倍の高倍率となっています。以前ほど人気が集中するという状況ではありませんが,今後も一定の人気を集めるものと思われます。

⑤ 最後に

今回,最難関,関関同立系,国立大学附属,公立中高一貫という4つのグループに分けて関西の中学入試の受験者数・倍率の推移をみてみましたが,参考になりましたでしょうか。

このほかにもいろいろな切り口で中学受験に携わる先生方のお役に立てる情報をお届けしていきたいと考えておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

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