関西の中学入試の受験者数と倍率の推移[2020年~2024年]

関西の中学入試について,最難関中学校、関関同立系中学校、国立大学附属中学校、公立中高一貫中学校といった4つのグループにわけて、過去5年間(2020~2024年)の受験者数・倍率の推移をまとめてみました。 

2019~2023年の受験者数・倍率の推移は下記記事でご覧いただけます。

【お役立ち情報~データ編~】〈関西の中学入試〉過去5年間の受験者数・倍率の推移(2023~2019年)

①最難関中学校

最難関中学校としては、洛星中,洛南高附中,大阪星光学院中,灘中,甲陽学院中,東大寺学園中,西大和学園中の7つの中学をカテゴライズしました。

7校合計の数字を見てみましょう。

最難関中学校の受験者数 

 2020年 5,590人 → 2024年 5,528人

最難関中学校の倍率 

 2020年 2.38 → 2024年 2.45 

学校や年によるばらつきはありますが,安定した人気をキープしているといえます。また,2024年は前年に比べて倍率が0.08上昇しました。 

②関関同立系中学校

関関同立系中学校としては、関西大学中,関西大学第一中,関西大学北陽中,関西学院中,啓明学院中,同志社中,同志社香里中,同志社女子中,同志社国際中,立命館中,立命館宇治中,立命館守山中の12の中学をカテゴライズしました。

12校合計の数字を見てみましょう。

関関同立系中学校の受験者数 

 2020年 7,371人 → 2024年 7,158人

関関同立系中学校の倍率 

 2020年 2.26 → 2024年 2.24

2023年までは受験者数が増加傾向にありましたが,2024年は減少しました。来年度入試では回復するのか,減少傾向が続くのか注目されます。 

③国立大学附属中学校

国立大学附属中学校としては、京都教育大学附属桃山中,大阪教育大学附属池田中・天王寺中・平野中,神戸大学附属中等教育学校,奈良教育大学附属中,奈良女子大学附属中等教育学校の7つの中学をカテゴライズしました。

7校合計の数字を見てみましょう。

国立大学附属中学校の受験者数 

 2020年 2,507人 → 2024年 2,157人

国立大学附属中学校の倍率 

 2020年 3.61 → 2024年 3.07

全体としての受験者数はかなり減少傾向にあります。ただし,学校ごとにみると増加している学校もあり,また倍率そのものは3倍以上となっており,最難関中学校,関関同立系と較べても高い倍率であるといえます。 

④公立中高一貫校

公立中高一貫校としては、京都市立西京高校附属中,京都府立洛北高校附属中,大阪府立咲くやこの花中,大阪府立水都国際中,大阪府立富田林中,滋賀県立河瀬中,滋賀県立水口東中,滋賀県立守山中,和歌山県立向陽中,和歌山県立古佐田丘中,和歌山県立田辺中,和歌山県立桐蔭中,和歌山県立日高高校附属中13の中学をカテゴライズしました。

13校合計の数字を見てみましょう。

公立中高一貫校の受験者数 

 2020年 3,444人 → 2024年 2,913人

公立中高一貫校の倍率 

 2020年 3.31 → 2024年 2.80

受験者数は減少傾向にあります。2020年からじわじわと減少し続けており,来年度入試では歯止めがかかるのか注目されます。 

⑤最後に

昨年に続き,最難関,関関同立系,国立大学附属,公立中高一貫という4つのグループに分けて関西の中学入試の受験者数・倍率の推移をみてみました。 

今後も先生方のお役に立てる情報をお届けしていきたいと考えておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。 

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